梁の上から


世の理不尽を糾弾する

常日頃から世の中の理不尽を糾弾し、読者諸兄にお伝えする為に筆を取っている当サイトではあるが、今日は特別にお伝えしたい事がある。
イケメンリア充な小生や諸君は体験した事が無かろうし、これは決して個人的な体験ではないが、今日手を洗おうと立った洗面台でふと鏡を見て自然に「微妙な面してんなぁ」と思ってしまったという事に、今小生は問題意識を持っている。
確かに顔を洗う時、歯を洗う時、その他諸々で否応無く毎日見るものであるから見慣れてはいるし、こう思った事も一度や二度では無いが、イケメンリア充な諸兄はとりあえず冷静に考えてみて欲しい。

自分で自分にかような感想を持ってしまう事、それはとても悲しい事ではないだろうか。周囲からの扱いだけでなく自分自身のイメージにも傷が付き、妙な空想やゲームなどといったものに現を抜かすようになる者も少なくない。
世の中には自分に対するマイナスイメージを持っている人、また或いはそのように思うことを悲しいとも思わなくなってしまった人が居るのだ。小生はこの事実に気が付いた時、憤慨に震え、思わず眼前の鏡を殴ってしまった。

ここにおいて鏡というのは恐ろしい敵だ。これも決して個人的体験ではないが、極悪非道の輩共を徒手空拳で一掃し、助け出した美少女とロマンスなんて空想に浸っていても、或いは美男美女の登場するゲームをやっていても、ふと鏡や暗転した画面に写り込んだ自分の顔を見てしまい一気に現実に引き戻されただけでなく、非情に憂鬱な気分にされてしまった事は少なくない。
また、「微妙な面だが見慣れている」という事自体も悲しい事ではないか。誰だって見るならば美男美女の面を眺めていたいはずだ。

そもそも、自分が微妙な面をしているのは何も自分が悪い訳ではないし、勿論周囲の誰が悪いわけでもない。つまり、闘争するべき相手は居ないし、改善の手立てもない。ただ人間本来に備わった美醜の感覚のみが悪いのである。
何故小生がこのような思いをしなければいけないのか。しかしこの思いを向ける矛先は無い。ただやりきれない思いのみが残る。
かような理不尽が許されていいものか。今回諸兄に紹介したかったのは以上のような理不尽である。
解決の手はまだない。しかし、いつかはこのような問題が地球上から消え去る日が来るはずだ。鏡や暗転した画面に怯えず空想やゲームなどを楽しめる、小生はそんな日を夢見ている。

2014/1/5
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