梁の上から


2014年12月

本当に日記。

2014/12/31
今年は早いなぁ、と言っているうちに一年が終わってしまった。それでも思い返せば色々・・・というほどの事もなかった気がする。
今日だって別段何も無かったが、せっかくなので日記を残しておくことにする。

2014/12/21
文明への反抗心から今年の冬は暖房無しで乗り切ろうと思っていたし、実際にパソコンやゲーム機からの排熱でなんとか気を紛らわせていたのだが、悴む右手、止まらない震え、鈍る頭にいよいよ耐えかねて暖房を入れてしまった。
成程実際快適である。最早キーボードを打ち損じる事も無い。ゲームの操作を間違える事も無い。何故もっと早くつけておかなかったのかと思うほどだ。文明万歳!文明は素晴らしい!
・・・だが果たしてそれで良いのだろうか?確かに快適にはなった。それでいいじゃないかと思考を止める事は出来る。しかし人間が何故人間であるかを考えれば、人間は考えるが故に人間であるのであり、何かしら引っかかる所があれば考えねばならぬ。
文明とは常に、その表れ方がどうであれ我々に何かを供給する代わりに大事な何かを奪っていくものである。その供給される「何か」が有益であるが故に、人々は奪われている事に気付かない、いや気づかないふりをする。
そして暖房とは文明そのものである。快適さを供給する代わりに、当然これは小生から大事な何かを奪っているはずだ。ではそれは何だろうか?
そこでふと気が付く。目が痛い。顔に温風を浴びているおかげでドライアイ状態になってしまっていたのだ。暖房が小生から奪ったもの、それは目の水分だったのだ。
しかし本当にそうなのだろうか。今度は寒さではなくドライアイに耐えながら考える事にした。

2014/12/13
普段漠然と過ごしていると頭やら感性やらが衰退していき、それに伴って社会復帰も遠ざかってゆくもので、流石の小生でも時々このままではよろしくない、と思う事があり、今日は何となくそんな気分だった。
先ずは体でも動かしてみようかと思い、近所を散歩する事にした。散歩の効能は今更語るまでもないが、ともかく精神的にも肉体的にも健康にいいのは間違いが無い・・・はずなのだが、家を出て足の向くままふらつく事暫く、なるほど確かにいい運動にはなるが、精神的な、所謂「新しい発見」とやらが一向に実感できない。
あれは嘘だったのだろうか。嘘は沢山聞いてきたが、しかし散歩程度の事に嘘をつく輩は果たして居るのであろうか。或いは小生の感性が鈍ってしまっているだけ、という事もある。いずれにせよ良い運動になったのは間違いない。
さて次は頭を働かせる番だ。家に帰った小生は早速本棚を漁り、適当な本を引っ張り出してみた。いざ本を開いてみたもののどうにも気が進まないが、「やる気は後から付いてくる」の言葉を信じて読み始める事にした。・・・数ページ読んでは目の前のパソコンを見、パソコンを見ては数ページ読み・・・何がいけないのだろうか、やる気は出てこない。
やる気も無いのに何かをしても成果が出ないのは周知のとおりで、もしや散歩の疲れもあるのかも知れぬとやる気の出てくるのを待つことにした。
・・・そして気が付けば一日が終わっていた。社会復帰への道は遥か遠い。

2014/12/5
遂に来てしまった。十二月が。かつての十月や十一月はどこへ行ってしまったのだろうか?
今年は始まったばかりではなかったのか?確かにそこにあったのか?だが思案する暇もなく十二月も去ってしまうのだろう。
何回の「来月頑張る」を繰り返しただろう?まだ取り返しは付くだろうか?
いいや、最早過ぎだった時は戻らない。この一か月で何が出来るか、何をするか。重要なのはそれだ。
では何が出来るだろう?一年という期間ですら何事もなし得なかったというのに。
中途半端は一番悔いが残る。それは間違いない。だがまだ来年がある。今年で駄目でも来年がある。
そうだ、来年がある。
ということで今月の抱負は「今年ももう終わりだし来年から頑張ろう」。

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