梁の上から


2014年10月

2014/10/29
久々に本腰を入れて部屋を掃除した。普段は布団をどけて掃除機をかけるだけで済ませていたが、いよいよ十何年も掃除していない机の整理に手を出した。心のどこかで「魔窟」と呼んでおり、相当な困難に直面するであろう事が予想されたが、いざやってみるとこれと言った面倒には出くわさなかった。
引き出しを全て引き出して中身を精査していると、出てくるわ出てくるわ、レシートやらフィギュアの付属品がといった感じだった。レシートはメモやらなんやらに使おうと思っていたのだが、流石に束で出てくるとただのゴミにしか見えず、一切の躊躇いなく捨てられた。フィギュアの付属物は捨てるには忍びないので小さい箱にまとめておいた。
さて外堀は埋めた、本丸を崩すぞと引き出しの最奥を眺めると、そこには幼稚園や小学校時代に使っていた文房具やらなんやらがあった。ここまで破竹の勢いで進軍してきたものの、いざそういった品を目の前にすると「懐かしいなぁ、昔はこれで遊んだっけ・・・」「昔は楽しかったなぁ・・・」等と言う思いが胸に去来して手が止まり・・・なんて事は一切起こらなかった。別に何があったわけでもないが、というかこれといった事が無かったので自分でも驚くほど冷徹に処分する方に回すことが出来た。
さて行きはよいよい帰りは何とかとはよく言ったもので、いざ取っておくと判断したものを引き出しに入れる段取りになって手が止まってしまった。どこに何を入れてもいいが故に却って困ってしまうのだ。乱雑に詰め込んでいた頃はスペースが限られていたのでこういった事は起こらなかったのは日常に潜む皮肉である。
とはいえ適当でも一旦入れ始めてみれば後はトントンで進むもので、あっという間に終わってしまった。

2014/10/21
一日中コントローラとマウスばかり握っているというのも何となく飽きてきたので、今日は暫く握力を鍛えるアレを握っている事にした。ダンベルでも良かったのだが、手元にあったのが握力を鍛えるアレだったのでダンベルではなく握力を鍛えるアレにした。
普段握っているコントローラやマウスとは違って握力を鍛えるアレは適度な反発があるので、握り心地はなかなかのものである。流石に握力を鍛えるアレなので暫く握っていると疲れるが、反対側の手に持ち替えてそちらが疲れるまで握っていると元の方は少し疲れが取れているので、なかなか止め時が見つからず思っていたより長い事握力を鍛えるアレを握っていた。
握力を鍛えるアレ握るのを止め、心地よい疲労と満足感に浸ったのもつかの間、ふと異変に気付く。右手、中指に豆が出来ていて、おまけに潰れてしまっていた。普段コントローラかマウスくらいしか握っていなかったのに急に握力を鍛えるアレで無茶した結果がこれだ。
調子に乗って腹筋や腕立て伏せでもしようかと思っていたが、握力を鍛えるアレ程度でこれではそんな事をすればどんな事態に発展するかわからない。大事を取ってもうしばらくコントローラとマウスを握り続ける日常に戻る事にした。
所で握力を鍛えるアレの正式な名前って何なんだろうか。

2014/10/18
先日買ったテレビが家に届いて、早速それでPS3をしていたのだが、やはりブラウン管にD端子とは各が違った。最近のゲームはもう液晶を前提に作られているようなので元々限界は感じていたが、まさかこれほど違うとは思っていなかった。
文字が読みやすいのは勿論今まで潰れていて見えなかった、見づらかった所まではっきりと見えて、同じゲームでも全く新鮮にプレイできていて感動している。ただやはりPS2やGCをやると大画面故に辛い部分が多いので使い分けていく感じになるのだろうか。いずれにせよ暫く外出できない日が続きそうだ。

話は変わるが最近自分の年齢を記入する機会があったのだが、困った事に正確な年齢が思い出せなかった。何とかそれっぽい年齢を思い出して記入したので多分あっていると思うのだが・・・。読者諸兄はそのような経験はないだろうか?多分ないだろう。
日々無為に過ごしてエリクソンの唱えたような発達課題をロクに達成せずに生活しているとどうにも十代気分が抜けずに頭では大体の年齢は把握していても実感としての正確な年齢が出てこなくなってしまう。
だからどうしたという話ではないが、このサイトを読んでいる良い子の皆には小生のような人間にはなって欲しくないし、親御さんにはご子息ご息女をまともな人間に育てて欲しいと思っている。
このサイトはそんな皆さんの為の反面教師として今日もまた更新していきます。

2014/10/16
今日は映画を見に行ってきた。それもただの映画じゃない、特別に凄い映画だ。そう、何を隠そうパシフィック・リムとゴジラのIMAX3Dリバイバル上映だ。
昨日いつもの如くただクラゲのように何ともなしにネットの海を漂っていると、近場でそれがやっているという情報を目にした。その瞬間ただのクラゲから血を見た鮫に急激な進化を遂げ、そして実際今日映画館に行ってきたと言う訳だ。
その映画館はよくある所謂ショッピングモールにあって、小生にとっては完全アウェイ、そこに足を踏み入れる事は「エネミーライン」の向こう側に入り込むという事である。
ショッピングモールというものは女、アベック、家族、その他諸々小生以外の人間の為の存在であって、昼間っから一人でぶらついているような野郎の為にある訳では無いのだ。
だが今日の小生にはそんな状況すらかすり傷一つ負わせる事は出来なかった。家族が幸せそうにしていようが、アベックがいちゃつこうが、女子高生共がいくら騒ごうが、映画が楽しみな為ハリケーンにだって勝てそうなくらい上機嫌な小生には一切気にならなかった。まぁ元々気にしない方ではあるが。
さて内容については最早小生が語るべき事は残っていないし書き散らかそうにも恐ろしく長くなるか収拾がつかなくなるか読んでて訳が分からなくなるかなので割愛するが、やはりIMAX3Dは凄かった。
エルボゥロケットを食らったくらいというかタンカーで殴られたくらいというかハンマーパワーを食らったくらいというか、熱線を口からぶち込まれたくらいというか、もう小生の拙い文章力表現力ではなんと書けばいいのかわからないくらいとにかく凄かった。
映像は勿論音響も素晴らしく、月並みな言い方ではあるがまさに映画と"ドリフト"しているような感覚だった。パシフィック・リムの殴り合いやゴジラの咆哮等、映画館で、IMAX3Dで見て良かったと、心からそう言える体験で、眼鏡を掛けているせいかカウチポテトでDVD派だったせいか、どの程度の物かと怪しんでいたが結果として認識を改めさせられる結果になった。
余りに上機嫌だったため帰り際に寄った家電量販店で前々から買おうか悩んでいた大型液晶テレビを買ってしまった。買った後十年来付き添ってきて戦友と呼んでも差し支えないくらいのブラウン管ともいよいよお別れかと思うと少し寂しい気持ちにはなった。
その後落ち着いた後どっと疲れが出てきたので、コンビニで究極の栄養食の呼び声高い羊羹を買って食べた。

2014/10/6
今日は台風だったので一日中寝ていようかと思ったがそれだけだと味気ないので録画してあった「ダイナソー in L.A.」を見た。「バイオ企業が恐竜を再生させてパーティーでお披露目した所、手違いで恐竜が檻から脱走し、招待客を襲い始めてしまう。大混乱の中娘と共にパーティーに来ていた主人公がはぐれてしまった娘を探したり探さなかったりしながら最後は無事発見し一緒に逃げるが結局全体としては何も解決しない。」というお話。午後のロードショー万歳。
映画自体は「俺が奴は俺が引き付ける!」から「グワーッ!」までのフラグ回収の早さとか、「俺のバイオ株が値下がりしちまった」「あんたそれマジで言ってんの?」「グワーッ!」とか、主人公の老人の恐竜相手のシャドウボクシングとか、そこそこ見所はあったもののテンポが悪いというかワンパターンに過ぎるというかでまぁ標準的なこの手の映画だった。
何でこの手の映画のヘリやら飛行機やらはやたらと化け物に接近するんだろう。恐竜のCG自体は動きとか質感とか造形とかもの凄く頑張っていたが、何故か時々どうしようもなく動きのぎこちない被り物に切り替わり、その落差は面白かった。予算が足りなかったのか何なのか。
ただなによりまともな人間なら働くか学校に行っている時間帯にこうした映画に時間を費やすというのは他の何にも代え難い快感で、そういう意味においてはまさに最適な映画と言えただろう。B級映画、或いはZ級映画というものの魅力は突飛なアイデアや"ハイクオリティ"VFX等、勿論色々あるが近代社会において貴重だとされ一分一秒も無駄にするな、常に向上心を持ち自分を磨き続けろ、と急かされる現代において他の何より時間を無駄にした感を味わえる所にもあるのではないだろうか。

2014/10/5
巷では台風が来ている話題で持ちきりのようで、電車も遅延もしくは運休になるかも知れないと電光掲示板で告知していた。台風といえばで思い出す物はいくつかあるが、今回は何となく「台風とか天気関係で学校が休みになった経験ってないな」という事である。会社や仕事は業種にもよるが基本的に休みになる事はないだろうし、天気関係で休みになるといったら学校くらいなもんだろう。
誰しも中高生だった頃は台風だの何だのと聞くと休校を期待したものだろうし、人によってはあったかもしれない。小生は無かった。何と言うか自分ではどうしようもないのだが今になってみれば非常に勿体無かったような気もする。因みに高校時代インフルエンザでの休校ならあったが、それを知らされたのは眠い目を擦りながら学校に着いた後で、制服姿で遊びに行くわけにもいかずやり場のない憤りを感じた。
そんな事を思い出して結局明日も休みにはならないだろうな、と思った台風の日曜日であった。尤も、小生は中高生でも社会人でもないのでどのみち関係は無いのだが。

2014/10/1
この前2014年が始まったかと思えば、ついさっき六月になっていて、気が付けば十月になってしまった。詰まる所時の流れというものはそれほど速いという事であり、もし無為に過ごそうと思えば、いやそう思わなくとも無駄に過ごしてしまう恐れはある。
何事にも計画は大事だ。例えば経済においても消費者の数やその消費力を考慮せず無計画に生産を行えば、経済の停滞や大不況の原因ともなりうる。そこで生産すべき物とそれが必要とされる数、そしてそれの生産をどのくらいの期間をかけて行うかを考えて計画を立てれば、無計画な生産が行われた際のような失敗は起こらない。
それは個人の話においても同様である。為すべき事とそうでもない事の区別をつけずひたすらに、がむしゃらにやるだけでは時間も労力も大部分が無駄になってしまう。特に今年も後三か月となってしまった現在となっては、焦りも相まってその傾向は著しいものになるだろう。
つまり、今年も残り三か月ということで本気を出していきたいと思う方もいるかもしれないが、考え直してほしい、という事だ。むしろ残り三か月だからこそ、その時間を有効に活用する為、今年の残りの時間に何をすべきなのか、今月はじっくりと考えてみるべきなのではないだろうか?そして五ヶ年計画ならぬ二ヶ月計画を立て、有意に過ごそうではないか。

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