RUNNERS LOWのRUNNER氏よりタスキ・・・もといバトンを頂いた。テーマは・・・「妄想してください」、とのことである。
これはつまり妄想を、欲望を、ありのままの自分をぶちまけろということだろうか。捻りを加えてなんか書きたかったけど特に思いつかないんでそれでいいか。若干どころかとんでもない恥ずかしさを覚えるが「テキストサイトの恥はかき捨て」という諺通り、出来るだけそういった感情は押し殺して書いていこう。
さて妄想と聞いて読者諸氏が期待するのは「黒歴史ノート公開」とかその辺りであろう。しかし残念ながら小生には黒歴史など無い。昔から、理路整然、筋道が通っておりそのまま出版できそうな程の素晴らしい妄想をしていたものだからね。まぁここで一丁その才能を見せ付けておくか・・・。
とか思ってふと中高生の頃に色々書いていたメモ帳を見てみた。予想以上に凄まじいものがあった。心臓が止まりかけた。全身が痙攣し上手く動けなくなった。というか今も上手くキーボードが打てない。
ごめんなさい。勘弁してください。「まぁ俺は中二病とか無かったし」とか思ってたけどそんなことは無かった。「あの頃に戻りたいなー」とか思っている人は一度そういったものを見返してみることをお勧めする。
方向性としては「聖騎士ホーリーナイトが云々」とか「暗黒竜ダークネスドラゴンが云々」とか「必殺！メテオ切り！」とかそういうのでは無かった。当時もラノベとか架空戦記とかは読んでなかったが、メモ帳にあったのはよくありそうなハーレムもののラノベみたいな奴とか架空戦記っぽいのとかその当時やってたゲームの二次創作小説とかだった。
・・・これ以上はやめておこう。健康に障りそうだ。思い出すだけで心臓麻痺を起こしかねない。「「テキストサイトの恥はかき捨て」という諺通り、出来るだけそういった感情は押し殺して書いていこう。」という発言は撤回する。流石にこれは書けない。
・・・おっとテーマは「妄想してください」だったか。良かった。「一番恥ずかしかった妄想」とかじゃなくて。
さて地下鉄に乗っていてよく思うのが、「ああ、今巨大地震が来たら死ぬなこれ」である。そしてついでにする妄想が、「どうせ潰されて死ぬなら若くて可愛い子の下敷きがいいな」。我ながら下賎な妄想であるが、考えても見て欲しい。常日頃からおっさんおばさんの波(自分もその中の一人であることは否定しない)に揉まれ、死ぬときもそのままなんて嫌ではないだろうか？
天国では大勢の美少女と酒と美食によって歓待されると言う。そう考えれば、世の多くの方にご同意頂けるのではなかろうか。ここで誤解をしないで頂きたいのが、決して自分は可愛い子に踏まれたいとかそういう趣味の持ち主ではないと言うことだ、決して。・・・まぁどうしても踏んでくれると言うのなら仕方なく踏まれてやってもいいが・・・。
地下鉄派生でもう一つ。これは少し前の傑作である。
「20XX年、遂にトウキョウ・シティの人口は5000万人を突破し、犯罪発生率と凶悪犯罪率は共に悪化の道を辿る一方だった。政府はこれに頭を悩ませていたが、経済の中心であることは変わらず、今日も多くの人間がメトロ・サブウェイでトウキョウに向かっていた。
そんな中ある日想像を絶する巨大地震がおき、俺は地下鉄の崩壊に巻き込まれてしまうも何とか生き延びるが、地上に出た俺を待っていたのは全くの無法地帯と化したトウキョウだった。
生き延びるための、何より自宅に帰る為の、長く果てしない戦いが始まった・・・。」
かなり「ニューヨーク1997」に影響を受けているような気もするが、この後県境にたどり着いた俺を待っていたのは政府が建設したトウキョウをまるまる覆う巨大な壁と、「誰一人通すな」と命令を受けた軍隊並みの装備の警察で、トウキョウから出られないことが判明したり、政府の陰謀が見え隠れしたりしてとてもスリリングで、手に汗を握るとはまさにこのことといった展開であった。
勿論ロマンスや弱きを助け強きを挫く、巨大な悪を粉砕する、単身敵地に乗り込み敵のボスとの一対一での格闘、爆発する基地からの脱出といったエンターテイメントに徹した要素もふんだんに盛り込まれていて見るものを飽きさせない、素晴らしい出来だった。
とは言え最近忙しかったりなんか「のぺー」って感じで生きていたりするので新作の妄想があまりできてないんだよなぁ。
妄想ってのは想像力や感性を養い維持するのに凄く役に立つと思う。最近どうも色々と鈍色に見えるようになったのはそのせいかもしれない。妄想しなきゃな。
実はそんな小生を心配してこのお題を回してくれたんだろうか。・・・え？そんなことは無い？そりゃそうだろう。
という訳で次は演習のスターフカ同志に「500円玉」というテーマでお願いしたい。